出産 編〜台湾〜
中川「出産間近ですがどんな気分ですか？」
三木「正直期待より不安の方が大きいよ」
中川「なんでですか？」
三木「妻が日本に帰り早２ヶ月。
お腹をさする事。
一緒に病院に行く事。
ベビー用品を見に行く事。
そして、たまに蹴り返してくる我が子を肌で感じる事により、娘が誕生する実感を感じる事が出来た」
中川「まぁ～そうですよね」
三木「なんか急に父になってしまう不安がある」
中川「男はそんなすぐに父にはなれないです。お父さんも子供と共にゆっくりと父に成長していくもんですよ」
三木「そうなのかぁ～」
中川「大分ナイーブになってますね⋯苦笑」
三木「結構、周りのパパ先輩は、出産に立ち会った方が良いという意見が多く。
子供が誕生する瞬間を目の当たりにした時は、やっぱり怖かったし、出来るなら二度と立ち会いたくはないとも思ったが、その瞬間を目の当たりにした事で自分の中の何かが変わったという意見を多く聞いた」
中川「あ～それはあるかもしれませんね」
<産まれる日>
中川「御出産おめでとうございます！」
三木「ありがとうございます！
母子共に健康で、元気一杯な産声と共に娘が産まれました！」
中川「本当におめでとうございます！
出産は順調に進みましたか？」
三木「はい！おかげさまで！」
中川「それは良かったです！」
三木「出産前日。
妻から電話があり。
今日、陣痛がきたら今夜。
予定日を過ぎてたので、陣痛がこなかったら、明日朝から入院で促進剤を打ちましょうとのこと。」
中川「出来たら自然分娩がいいですね」
三木「夜、電話をしている最中に少し痛むと。
そして、また連絡。
とりあえず病院へ行くと」
中川「いよいよか」
三木「そして、とりあえず今夜は眠り、出産に備えると
翌朝
妻の母から電話。
もう間も無く産まれますと」
中川「きましたね！」
三木「よし！
中川から教えてもらったフェイスタイムの時が来た！
初めてのご対面でもあるので、先ずはシャワーを浴びて、身も心も準備態勢！
よし！
いつでもこい！
フェイスタイムの準備はOK！
長丁場になるのかな！と思いながら
携帯をチェック。
すると、、、
おめでとう！
産まれました！っと連絡が！！！」
中川「え！！？」
三木「出産は無事終えておりました」
中川「いや！！終わってるんかーい！！！」
三木「はい。終わってました。
けど、母子ともに健康が一番」
中川「あ、名前はなんていうんですか？」
三木「名前がまだ決まっていなかったの」
中川「遅いですね…僕らは結構早い段階で決まってましたよ」
三木「候補はあった。
分かりやすい名前。
自然と関係のある名前。
しかし、ベタな名前と漢字を見て読めない名前はNGだった」
中川「なるほど」
三木「僕が選んだ名前は全てNGになった」
中川「嫁強し」
三木「そして、妻が急に提案した名前が
急浮上しトップに躍り出た」
中川「え！？読めなくないですか？
(読み方が難しい。。。)」
三木「うん。けど、産まれる前日
これでも良いかと言われたら。
うん！いいよ！
頑張れ！
としか。
言えなくて」
中川「嫁が言う事は絶対ですからね 笑」
三木「まぁ～それに女の子だと花にちなんだ名前が良かったのと、字数占いの点数も良かったしそれに響きも好きなので結果良かったけど」
中川「なら、良いですけど。
出産後はテレビ電話出来たんですか？」
三木「うん！
初ご対面。
やっぱり可愛い。
声も動きも泣き顔も。
早く会いたい」
<そして、ついに愛娘とご対面。>
中川「娘に会えましたね！」
三木「ようやく会えました！
写真や動画で見るよりも小さく可愛いかった。
妻が落ち着いた時にテレビ電話や写真を送ってくれるので、僕はほとんど娘の寝顔しか知らなく、こんなに動いている娘は初めてみるので。
とにかく可愛い！」
中川「本当に天使ですよね」
三木「けど、何をしていいか分からない」
中川「なんでですか？抱いてあげてくださいよ！」
三木「簡単に言うな！！！！！！」
中川「なんで僕が怒られるんですか。苦笑」
三木「ギュッと抱きしめてあげたいのは山々だけど、クビが座っていない華奢なわが子を、ケガさせてしまいそうで恐いんよ。。。」
中川「まぁ初めはそうですよ」
三木「とりあえず、やれることをやったよ。
ほっぺを触ったよ」
中川「いや！もう少し何か出来るでしょう！笑」
三木「翌日はオムツを替えたり、抱っこをしたりと徐々に勉強していきました。
ただ、まだ恐い。
それが伝染するのか、娘も怖そうな顔をする」
中川「子供は敏感に察知すると言いますからね」
三木「しかし母は凄い！
ミルクに抱っこ、オムツ替え
そして、寝かせつけ。
夜は2時間おきにオムツのチェックと母乳をあげる。
写真で見るだけでは伝わらない。
育児の大変さがそこにはあった。
そして、母の偉大さ」
中川「本当ですよね」
三木「それに嫁から出産の日の事を改めて聞いたら、かなり壮絶だった。
何よりそれを笑顔で話す妻にまた感服するばかり」
中川「苦しみより愛情が上回るんですかね」
三木「また2018年10月に一回会いに来て、年末にもう一度会い、2019年から家族3人での台湾生活スタート
正直、今、自分が妻と娘のサポートが出来る事は日本での事より、これからの台湾新生活の準備だと思う」
中川「そうですよね。海外での新生活。
はい。色々と準備する事がありますね」
三木「居留証、ビザ、保険、予防接種、病院、住居、食事、ベビー用品」
中川「確かに」
三木「取り敢えず最近引っ越したばかりの家は新北市(台北市の隣の市)
家賃も台北市より安く6000元(23000円)で5部屋もあり、収納には困らないのだが5階という。。。しかも、階段しかない。。。」
中川「それは大変ですね」
三木「なので、また引っ越さないといけないかも」
中川「はい。それが賢明かと」
三木「後、予防接種」
中川「うん！予防接種！」
三木「日本で受けてから台湾に来るが、台湾の予防接種の種類が日本より多いみたいで、また受ける期間も異なるみたい」
中川「ベトナムもそうです」
三木「日本で少し受けて、台湾で続きをと思うと少しややこしいことになるかもという事」
中川「なるほど！」
三木「日本語が通じる病院や台湾在住の日本の方も多いので、情報収集をしていきたいと思います」
中川「はい！海外在住新米パパ！共に頑張りましょう！」
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